こんにちは。
今回は、平板スレート系屋根材の上に金属屋根でカバーする工事を行いました。
平板スレート系の屋根材は塗装するか、葺き替えるか、カバーするかのどれかになると思いますが、今回は”絶対に”塗装してはいけない屋根材をご紹介いたします。
その屋根材は、ニチハのパミールという屋根材です。
パミールというのは、アスベストの使用が駄目になって、1990年頃から発売された平板スレート初期のノンアスベストの平板スレートの屋根材です。
その他にも、旧KMEW(松下電工)のレサスやシルバスも同じような屋根材ですので、そちらでリフォームをお考えの方も参考にしてください。
まず、実際の写真をご覧ください。
これが今回、実際に工事をさせていただいたお客様のお家の屋根(パミール)です。
このように、層間剥離により、めくれ、浮き、割れなどが発生しています。
この状態の屋根に塗装をしても、正直あまり意味がありません。
実際にあったエピソードを一つご紹介致します。松下電工のレサスに塗装屋さんが塗装をして、僅か半年で同じようにささくれ現象が発生してしまいました。
結果的には、剥がして再度コロニアルクァッドを新規で葺き直しましたが、こうなってしまうと、塗装代+吹き替え代がかかってしまう場合もあります。
このように、こういった屋根材に塗装をしてもすぐに同じようにボロボロになってしまうので、”絶対に”塗装工事は受けないようにしましょう。
今回、平井板金では金属屋根でのカバー工事を施工させていただきました。
ここで少し小話を!
平井板金では、屋根の下葺材(ルーフィング)にも気を使っています。
この時期、普通のルーフィングでは表面が溶けてベタベタになってしまいます。
そうすると、靴にそれが付着し、新しい屋根材を汚してしまう可能性もありますので、平井板金で写真の用に付着しないルーフィングを夏場は使用しています。
これで新しく屋根材を葺いていけば、完工です。
アフターはこちらです。
リフォーム前のササクレのような屋根が嘘のように綺麗になりましたね!
断熱材付きの金属屋根材 横暖ルーフを使用したので、断熱もバッチリです!
平井板金では、こういった屋根材の種類についても日々勉強をしていますので、自分の家の屋根が何かわかならい方も、安心してご相談ください。