塗装リフォームのすすめ-屋根や外壁、雨どいなどの塗装

お客様のご要望

  • 塗装が劣化していて、このままの状態で住み続けてよいのか心配。
  • 残りの老後を考えると今回が人生の最後の外装メンテナンスにしたいと思っているので、何十年と持たなくてもいいのでその分は費用を抑えたいと考えています。

現場調査

お客様の近隣で工事をしたことがきっかけで弊社を知って頂き、お問い合わせ頂きました。
日程調整をして、現場調査に伺いました。

建物の状況

築年数は40年前後でした。

屋根はアスベストを含む平板スレート瓦が使用されていました。
10年前くらいに塗装メンテナンスをしているが、その際に棟板金に簡易的な補修箇所がありました。

外壁はモルタルでした。
塗装にはチョーキングは発生していないが、色あせがある状況でした。
木建具も塗装の剥がれが発生していました。

玄関柱と破風板の塗装の剥がれがありました。

雨どいは色あせは発生しているが、使用年数にしては変形が少なく状態は良好でした。

調査後のご提案内容

①屋根の塗装

屋根はスレート瓦で年月が経っている為、葺き替えかカバー工法をおすすめする事が多いのですが、現状の屋根は劣化が少なくお客様は金属屋根のような高耐久よりもコストを優先していたことから、塗装をおすすめしました。

ただし、棟板金だけ補修跡があり塗装だけでは数年で不具合が発生する恐れがあるとして交換を提案しました。

②外壁塗装

外壁も屋根施工に合わせて、塗装をご提案しました。
色あせがあるだけなので細かく言えば数年はメンテナンスしなくても大丈夫な劣化状況だったのですが、問題は施工する際に発生する足場費です。

屋根工事にも外壁工事にも足場は必要で費用は大体10万円〜30万円が掛かります。
工事を分けるということはその費用が余計にかかるので、劣化が少なくても同時に施工した方がお得な事もあります。

③ベランダや雨どいなどの塗装

珍しい木製のおしゃれなベランダでしたが、一部腐食がありました。
構造的に問題は無かったので、木部の部分的な補修と塗装で問題ないと判断しました。

雨どいは使用年数から考えると交換が無難ですが、屋根同様に劣化が少ないことから塗装でのご提案です。

④ベランダのポリカボネート屋根

ベランダの屋根があると、その上にある外壁や軒天井の塗装が難しいことが多いです。
その場合は塗らないか、屋根を外して塗るかしかありません。
見えない箇所であれば費用を削減を優先して無塗装も選択もありえますが、今回は正面側なので外して塗ることにしました。

ポリカボネート屋根は劣化が進行すると再利用が難しいため、その場合は追加費用が発生する旨を事前にお伝えしました。

⑤仕様内容

屋根塗料 エスケー化研 ヤネフレシュ
屋根板金 日鉄鋼板 ニスクカラーSGL
外壁塗料 エスケー化研 プレミアムシリコン
付帯塗料 エスケー化研 プレミアムシリコン
軒天井塗料 日本ペイント ケンエース

⑥概算内容

工事期間 約1か月程度
工事内容 仮設足場設置
板金棟解体
板金
木部工事
屋根外壁塗装 
費用 塗装工事一式 200㎡ 合計100万くらい
補強工事 166㎡ 合計25万くらい
その他 安全対策費、諸経費、税金など

※2023年の見積もり金額内容です。



工事の流れ

屋根棟板金工事

劣化している棟板金をそのままにして塗装することは可能ですが、塗装だけでは木下地の劣化は改善しないです。
棟の交換と屋根塗装を行う場合は、解体時に埃やゴミも出てくるので塗装前に解体する事が好ましいです。

下地はヒノキ材を使用しています。
スギより高耐久なので、安心して頂ける木材です。
棟板金はSGL鋼板の次世代型ガルバニウム鋼板で、弊社が使用する標準的な板金です。

ベランダ木部の補修

ベランダの木材が腐食で穴が空いていたので補強をしました。ボロボロの腐食した上から塗装しても簡単に剥がれてしまうのは容易に想像できます。

塗装前の家の洗浄

塗装工事の前に行うのは洗浄です。

埃や混みを落とすのも重要ですが、高圧洗浄を行うことで目視では気がつきにくい劣化による接着不良での塗料の浮きを剥がします。
立地によっては洗浄による汚れ飛散の可能性があるので、車の養生などの対策を施して行います。

※写真は別現場のものですが、このように汚れ飛散の対策をいたします。

塗装下塗り

塗装の耐久性は下処理でほぼ決まると言っても過言ではないほど超重要です。

今回塗装するのは屋根の鉄部、屋根のスレート瓦、モルタル外壁、破風木部などですが、全て下塗りが違います。
素地の性質に合わせて下塗りを選ぶことで仕上げ塗料と素地との密着を向上させて塗料がもつ性能を最大限に発揮させます。

塗装して数年で浮きや剥がれてしまう場合、下処理の不具合か工程を省いている手抜きの場合が多いです。

中塗りと仕上げ塗り

1回塗りでは塗装厚みが出ないので色ムラや耐久性に影響します。
「下塗り不要!1発仕上げ」のようなホームセンターなどに売っている塗装がありますが、あくまでもDIY用とお考え下さい。

手順を踏んだ施工では色あせが発生しても浮きや剥がれは簡単には発生しません。

その他のメンテナンス

家全体を塗装する際は、見える箇所を可能な限り綺麗にすることをおすすめします。

例えば窓回りの庇、門扉などの塀、エアコンダクト、物置、ベランダの釣り金具、一部が綺麗になると残った古い箇所が気になるものです。

※サッシなどのアルミ材は塗装するには不向きなのでおススメはしていません。
(塗装は可能ですが熱伸縮が大きいため不具合が発生しやすく耐久性の保証ができません)

ビフォーアフター

塗装を検討する上で大切なポイントとは?

塗装は化粧と保護材

お化粧と塗装は似ています。

お化粧は綺麗にするためや紫外線からお肌を守るために行うように、塗装も意匠を改善し屋根材や外壁材を保護する役目があります。
ただし、ケガをしたところを化粧しても治療にはならないように、雨漏りや腐敗は塗装では直りません。

こんな家には塗装がおススメ!

①築年数が20年未満

新しい建物は不具合が少ないので塗膜の劣化や色あせが気になる場合は、塗装で家を保護しましょう。
外壁が柄物の場合はクリア塗装を行うだけで、建設当初に近い色合いに復活します。

②屋根にコケ、外壁コーキングに亀裂

屋根にコケが生えている場合は塗膜が劣化している証なので手遅れになる前に塗装を検討すると良いです。
また、外壁のコーキングは塗装では直りませんがコーキング工事と塗装工事を同時に行うことで、雨漏りを防ぎ家の耐久性維持にも繋がります。

③天井が熱い家

塗装には断熱効果は皆無ですが、熱を反射する効果はあります。

これが有効なのは、夏の太陽光に対する屋根への遮熱塗料です。
新しい家の場合は遮熱や断熱は元から対策されていることが多いのですが、古い家は断熱性能が低いので太陽光の熱が室内側に簡単に吸収され天井から部屋が熱くなります。

引用元:SK化研の遮熱塗料リフォーム(https://www.sk-kaken.co.jp/shanetsu/

こんな家には塗装はダメ!

①屋根外壁が破損や雨漏りしている

先ほど話しましたが塗装は化粧と保護材なので、雨漏りは直りません。
しかも塗装で偶然雨漏りが止まったとしても見えないところで漏水が発生している可能性が高く、放置すれば屋根の下地から交換するような大工事になりかねないので、適切な対処が必要です。

②メンテナンスしたくない

今の塗装は無機塗料や光触媒塗料という、20年相当が期待できる高耐久塗料があります。
この塗料自体は素晴らしい物ですがリフォームでは大きな問題点があり、それは塗る材料の耐久性です。

一般的に使われているスレート瓦や窯業系外壁材は、メンテナンスをした上で築30年経過したら張り替えなども検討する建材です。
勿論築30年で直ちにダメになるわけではありませんが、30年目のメンテナンスで高耐久塗料を使ったからといって耐久性+20延長するものではありません

化粧で若作りしても、寿命は延びないのと同じです。

③人生設計と費用対効果

家のメンテナンスは大きなお金が発生します。
②と話が被りますがもっと本質的な話です。

屋根と外壁の大きなメンテナンス時期は築年数30〜40年が多く、このタイミングは老後の人生設計も考える時期でもあるため家と人生を並列に考える事が好ましいです。

「この家に何年住むのか?」
「老後は介護施設を考えているのか?」
「子供の為にリフォームするのか?」
そう考えた時に塗装なのか張替なのか、もしかすると建て替えた方が良いかもしれませんし、引っ越しも悪くないかもしれません。

人生設計から家のメンテナンスを計画する事が、失敗が少ない計画となるでしょう。

まとめ

家の維持メンテナンスの為には塗装は大切ですが無計画なリフォームは後悔や失敗に繋がります。

不運にも安いだけのリフォーム業者に依頼した結果、施工不良があり余計な出費と時間を奪われる方もいます。
直すべきところを直さず塗装だけで完了する業者もいます。
勿論同じことをすれば弊社も安く出来ますが、私たちが行っているのはお客様が安心して住める環境提供とそこで暮らす人の笑顔の為です。

永く住む家だからこそリフォームを適切に行い、お客様にも大切に住んでいただきたいのです。
我々はそんな思いからお客様に寄り添い家に合ったリフォームのご提案をしています。

ご不明点やご相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。

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