この度、弊社専務の平井昭寿が、埼玉板金工業組合青年部の代表として「第47回 全国建築板金競技大会」に出場し、見事16位に入賞いたしましたことをご報告申し上げます。
大会の概要と難易度
全国建築板金競技大会は、全国各地から選りすぐりの建築板金職人が集結し、その技術を競い合う国内最高峰の大会です。課題作品の制作は極めて難易度が高く、制限時間内に作品を完成させることができない選手や、わずかなミスで失格となる選手が多数出るほどの厳しい審査基準が設けられています。
平井専務も、2024年の大会では制作過程でのミスにより、惜しくも失格という悔しい結果となりました。しかし、その経験を糧に、今回の大会では見事雪辱を果たされました。
求められる高度な技術
大会で課せられる制作課題は、単に板金を加工するだけでなく、伝統的な技術と極めて高い精度が求められます。
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はんだ付け技術: 一般的な電気はんだではなく、かんてきで炭を温め、銅ごてを用いて行うという、熟練の技術が必要な作業です。
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板金加工の精度: 板金加工の基本である「切る、曲げる、繋げる」といった作業も、その精度は1mm以下で審査されます。わずかなズレでも失格となるため、寸分の狂いも許されない集中力と正確性が要求されます。
平井専務は、本番で4時間以内に完成させる「置き時計」の課題に対し、練習段階で10個以上もの作品を制作し、徹底的に技術を磨き上げました。この地道な努力と研鑽が、今回の素晴らしい成績に繋がったことは間違いありません。
感謝の言葉
平井専務は、今回の成果について、社長や従業員の皆様の協力、ご家族の深い理解、そして組合員の皆様からの温かい応援があったからこそ、無事に大会をやり遂げることができたと、心からの感謝を述べております。
今後も、平井専務の技術と経験を活かし、さらなる高品質な板金加工を提供できるよう、社員一同精進してまいります。
当時の大会の様子は、以下のYouTube動画でもご覧いただけます。ぜひご覧ください。